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【英語学習】理転のための英語の勉強法ーーTOEIC500から730点まで

はじめに

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理転を決意し、受験願書を提出した時、僕はTOEIC735点でした。つまり、約1年前くらいのことです。

あまり誇ることのできる点数ではありません。しかし、少しでも理転を考えている文系学部生の参考になったらと思います。

 

理転するにあたって、編入の場合、TOEICの提出が求められる学校があります。

 

また、旧帝大レベルだとTOEFLやIELTSしか受け付けないところもあると聞きました。

 

僕の場合、当初、とある国立大学の編入試験を受けるために勉強していました(調べればわかりますが、意外と文系学生でも編入試験を受けることの可能な国立大学の理系学部はあります)。その時に、必要だからという焦りから取り組みました。その結果が、TOEIC735点です。

 

そこで、今回は3ヶ月で、僕がTOEICで500点から735点に上げた時の勉強方法をお伝えしますね。学力的には、TOEICの勉強を取り組む1年くらい前に、英検2級と準1級を取得していました。しかし、その後全く英語に触れていませんでした。とにかく、遊び呆けていました。そのため、英語の勘を取り戻すのに時間がかかりました。初めて受験したTOEICは、なぜか出来るという意味不明な信念のもと勉強せずに受験して、530点という点数を取りました(笑)。その後、焦りに焦り、勉強し始めて、次の月で635点を取りました。そして、次の月に735点になりました。勉強時間は、週に5日間、1から2時間程度です。毎日取り組んだというわけではありません。

 

理転を考えている文系学部生にとって、専門の勉強(物理、化学、数学、生物、生命科学など)に力を入れて取り組まないといけないので、英語だけに時間をかけることはできません。そのため、効率的に取り組む必要があります。

 

そこで、僕が取り組んだ勉強方法を開示することで、

少しでも、理転を考えている人のお役に立てられればと思います。

 

 

TOEICと編入試験

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まず、TOEICの勉強法に入る前に、次のことをした方が良いです。

TOEICが必要な学校を受験する場合、その受験校の昨年の合格最低点を調べることです。

 

この記事をお読みになっている方で、文系学生の場合で、上記の事がわからないとかなり不利です。例えば、高専生やほかの理系学部で学んでいる学生と少ない枠を争うのですから、少しでも多くの情報はあった方が勉強の目標を立てやすいです。

 

例えば、学校、学部によっては、開示されているので、それを見てみましょう。もしも開示されていない場合、高専生のブログやツイッターなどで情報を取集しましょう。大体の受験者層のTOEICの点数を比較できます。また、医学部以外の学部を受験するための編入予備校もあるそうなので、情報収集のためにそこを利用するのも良いと思います。

 

仮に受験学部の受験層の英語の点数が低い場合、戦略次第では文系学生でも専門科目が多少低くても合格できる可能性が高まります(もちろん、専門の基礎的な問題を落としてしまっては、難しいと思いますが)。

 

したがって、受験校の合格最低点のTOEICの点数を出来るだけ把握しましょう。そして、現在の自分の点数と目標点数とのギャップを埋められるように、戦略を練りましょう。

 

 

TOEICの概要

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対策に入る前に、TOEICの概要に触れておきますね。

TOEICといっても、リスニングとリーディングの試験もありますが、ライティングやスピーキングのテストもあります。そのため、申し込む際は、受験校が提出を求めている技能試験を受けましょう。通常は、リスニングとリーディングのはずですが、一応試験の概要を確認した方が良いです。

 

また、学内で受験するTOEICもあります。はっきりいって、理転を考えている場合、学内で実施されているTOEICは無意味なのでスルーしてください。通常、編入試験で提出を求められるのは、公開会場で実施されたTOEICのスコアだからです。学校側が学内のTOEICを受けるように催促する場合もありますが、金額が安いからといって受ける必要はありません。

 

もちろん、本番前のアウトプットのためと割り切っているのならば、それでも良いと思います。しかし、TOEIC試験のために模試を受ける余裕があるのならば、専門科目の基礎学力を磨いた方がよいです。くどいようですが、なんせ、編入試験の受験生は、高専生や理系学部生なのですから。

 

 

 

TOEICの対策

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基本的に僕の対策方法は、市販の問題集を時間を測って、解くという演習形式の取り組み方でした。とにかく、スコアの提出までに時間がなかったため、インプット重視というよりは、アウトプット重視でした。そのため、時間を測ってときました。そして、そこで間違えた問題や選択肢、わからなかった単語やイディオムはその都度覚えていきました。

 

また、時間を測るといっても、毎日、パート1から7まで本番さながらのように解いたわけではありません。パートごとに分けて解くという方法でした。

 

高校で学習した文法をほとんどやり直す必要がない場合、アウトプット重視で取り組む方が効率的だと思います。また、かりにわからない文法事項に出会った場合でも、その都度文法の復習をしました。また、単語学習に関しても、その都度、問題集で出会ったものを覚えていきました。

 

TOEICの単語集に関してですが、基本的に理転する人にはオススメしません。

なぜならば、TOEICで頻出の単語だからといって、入試で頻出される単語とは完全に重なっていないからです。まず、理系の編入試験の問題で、adなどの単語は多用されません。そのため、TOEICの頻出単語は、問題に触れる中で覚えた方が効率的だと僕はおもいました。そのため、効率面と金銭面から単語集は一切使用していません。

 

 

文法の復習としては、皆さんが使用していたものを取り組んだ方が良いと思います。一度取り組んだことのあるものの方が、新しく買い直すよりも金銭的に、インプットの効率的にも良いと思います。

 

 

一応参考程度に、ぼくが使用していた文法書を挙げておきます。

 

総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest 7th Edition

 

 

以下の書籍は、文法書というよりは、読解に活かすための文法を解説してくれています。そのため、文法だけでなく、読解という意味でも復習になります。

大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本

大学入試 横山雅彦の英語長文がロジカルに読める本

 

 

 

 

リスニング対策

パート1からパート4までがリスニングです。リスニングパートを攻略するにあたって、僕が心がけた点は2点です。

 

1点目は、選択肢の先読みすることです。

2点目は、疑問詞を聞き逃さないように注意することです。

 

 

ただし、パート1とパート2は選択肢が書いてありません。そのため、先読みはできません。そのため、パート1で心がけた点は、写真の人物や物の位置や動きに注目して聴くことです。例えば、飛行場の写真があります。その中心には、止まった飛行機と整備車が左に置かれているなと情報をとっさに把握します。そして、物や人の位置と照らし合わせながら流れてくる英文を聴きました。

 

また、パート2の場合、疑問詞を聴きとるように注意しました。

設問の疑問文が読まれるのですが、気を抜いていると聞き逃してしまいます。そうなると、何を聞かれているのかわからずに、放送が次に移ってしまします。そうならないためには、僕が心がけたことは5w1hに注意して聴くことでした。「where」なのか「how」なのか、それとも「when」なのかなどです。

 

そのように心がけると、明らかに読まれた選択肢の中でおかしいものが混ざっているので、消去法で答えることができます。例えば、「何時に着くの?」という質問に対して、「A~、B~、C、彼はトムです」のように、明らかにおかしい選択肢が挙げられます。

 

パート3と4の場合、選択肢が問題用紙に載っています。そのため、会話などの音声が流れてく前に、選択肢に目を通しました。そして、これから流れてくる英文の把握に努めました。

 

会話文についてですが、3人で話すものが数問あります。

僕の場合、3人の場合、話がごっちゃになってしまい、把握することが苦手でした。そのために、気をつけたことは、3人がどのような話のトーンなのか、また状況がどのように変化したのかしていないのかをこころがけて聴きました。

 

パート4については、1人の人物がある状況のもとで、英文を読み上げます。そのため、状況把握が重要です。例えば、電話の留守番という状況で、話し相手が誰なのかまた話し主がどのような人物なのかを注意する必要があります。客なのか、上司なのかなどなどを判断する必要があります。

 

 

僕が使用した問題集は、以下の通りです。

 

【新形式問題対応/CD-ROM付】  TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

【新形式問題対応/CD-ROM付】 TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

 

 

 

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

 

 

 

リーディング対策

まず、パート5、6に関してです。

選択肢から適切なものを選んで、空欄を埋めるという穴埋めの問題です。ここで、いかに早く解くかで、長文にかける時間が決まります。そのため、はやく解くことが必要です。僕は、大体パート5は13分をめどにして、取り組みました。はじめはパート5だけで20分くらいかかりました。そのため、長文を解く時間がありませんでした。

 

そこで、文法と語彙を中心に、時間を計ってアウトプットをしました。

 

パート5、6は文法、語彙問題です。

文法と言っても、語彙の問題やイディオムの問題、適切な品詞を選ぶ問題など、暗記したものをいかにはやくアウトプットできるかというものです。

そのため、本番でわからない場合、僕は、勉強不足だと割り切って、次に進みました。

 

一応、観点をまとめました。

  • 名詞の前の空欄は、形容詞
  • 文章全体を修飾している空欄は、副詞
  • 名詞 +名詞の場合もある
  • lyのつく動詞がある 
  • 複数か単数か
  • 動詞の原形か  
  • 完了形か
  • 受動態か  など

 

また、パート6についてです。

文章の流れから、副詞を選ぶ問題や、文章を選ぶ問題です。ここも、はやく目を通すことをこころがけました。その時、気をつけたことは、空欄の前後の文章をゆくっりとそれ以外をはやく読むようにしました。

 

 

パート7についてです。

長文読解の問題です。複数の記事、メールなどから読み取って、選択肢を選ぶ必要があります。この問題の厄介な点は、英検のように設問と解答に至る根拠が順番通りにあるとは限らないことです。

 

英検の場合、選択肢の設問と本文中の段落は上から順番に対応して根拠が書いてあります。そのため、焦らずに読めば、根拠を見つけることは難しくありません。

 

しかし、TOEICの場合、根拠が飛び飛びであります。

僕の場合、これが非常に厄介でした。設問ごとに照らし合わせながら読むため、時間がかかりました。そこで、取り組んだことは、設問の内容をおおまかに掴み、そのあとで、文章内で、設問に関係しそうな単語を探しながら読むというものでした。

 

とにかく、はやくすべての文章を読み通して(もちろん、注釈も含めて)、根拠を探すことをこころがけました。

 

 

使用した問題集

[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 至高の模試600問

 

 

 

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

 

 

 

 

 

おわりに

 

理転を考えている場合、はやくからTOEICの勉強に取り組む方が良いです。そして、専門科目に時間を当て、基礎学力を身に付けることがよいです。

 

僕の場合、編入試験は落ちてしまい、一般入試を受験しました。

やはり、その原因は、基礎学力が足りなかったからだと思います。

理転を考えている人の場合、微積、線形代数、初等力学や電磁気、熱力学などに時間をかけないと編入試験の突破は難しいと思います。

 

僕のようにならないために、はやめからTOEICの勉強に取り組み、専門基礎を身につけることに重点を置いた方が良いと思います。