はじめに
今回、読んだのは『メモの魔力』という自己啓発系の本です。
この本は、ネット界隈では、意識高い系の大学生におすすめされているのをよく見かけます。
そこで結果が伴っている意識高い系へとシフトチェンジするべく、この本を手にとりました。
こんな人におすすめ
- これから就活をはじめる学生
- 転職活動をはじめる社会人
- 普段の生活を変えて、社会的な成功を夢る人
評価
よい
メモの仕方が詳細に解説されており、真似をしやすいです。
そのため、前田氏の思考をトレースできるのではないでしょうか。
もちろん、守破離を意識し、実際に行動しないと意味ないと思いますが。
感想
なんと言っても、メモからキーワードの抽象化そして、それを転用するという一連の流れを身に付けたいと強く思いました。
また、僕が一番ハッとしたのは、メモは「記録」するためではなく、「知的生産」のためにするものであるという点です。
これまで、僕は記録しておくことを重視しており、その内容を吟味することには全くと言ってよいほど時間を割いて来ませんでした。つまり、試験に出てくる講義の内容をただ単に書き取るということしか頭にありませんでした。
当たり前かもしれませんが、メモしただけでは単なる自己満足ですよね。
メモの内容を発展させてこそ、意味のあることなのだなと知りました。
特に、メモを取る間の姿勢というか心構えというか、思考回路がめちゃくちゃ大切だなとおもいました。
どういうことかというと、まずは、有益な情報を聴き取る力、それに情報を構造化する力、それを伝える言語化能力やコミュ力、そしてーー情報を加工し、発展させることです。
前田氏は、事実→抽象化→転用という言葉を使用しています。
その中でも、おもしろいなとおもったことは、抽象化のプロセスについてです。
前田氏いわく、抽象化には、3つあるそうです。
- What
- How
- Why
Whatは、目の前の現象を抽象化し、別の名前をつけること。
Howは、現象がどのような特徴を持つのか考えること。
Whyは、現象の原因を抽出して、別のものに応用すること。
やはり、物事を考えるためには、このようなフレームワークは大切なんだと思いました。
また、おもしろいのは、問題意識を持っていないと「抽象化」から転用すべき具体的な課題に落とし込めないという点です。
確かに、具体的な問題を抱えていないと、ブレブレの経験ばかりで時間の浪費になってしまいますよね。もちろん、例えば、海外旅行に行くこと自体が目的になっている人を否定しているわけではありません(過去の自分への苦言)。それでも、そこで得たものをアウトプットしないと意味ないですよね(今の自分への忠告)。
そして、抽象化して、名前をつけるという言語能力の高い人には、2つの特徴があるそうです。
- アナロジー力
- 標語、キーワードをつける力
なるほど、物事を比較して、結びつける類似性の判断力と言葉を吟味して、理解しやすい言葉を選択するという力ということなんでしょうか。
おわりに
とりあえず、今回、インプットの仕方は、わかりました。
あとは、日々アウトプットします!!!
そして、結果を分析!!!