はじめに
ぼくがこの本を手にした理由は、興味本位で医者のかたの考え方や生き方に触れてみたかったからです。
評価
良い
感想
僕は、今まで、物事のターニングポイントを意識したことがありませんでした。
つまり、物事の分岐点、ものごとが後戻りできない分かれ目を意識して生活してきませんでした。
ただ漠然と、物事を受け流して生きてきました。
でも、この本に書かれているように、「良くなる方向」と「悪くなる方向」の転換点を意識することは、本質を理解するうえで重要だなと思いました。
お医者さまは、患者の生死をつかさどっているわけですから、手術中ならなおさら一つ一つの作業が重要なんですよね。
ぼくはべつに誰かの生死に影響を与えるほどの生活を送っているわけではないのですが、しかしながら、つねに物事の分岐点を意識して生活しようと思います。
次に、僕は数を意識して生活してきませんでした。
しかし、「腕の良し悪しは経験値に比例する」という部分を読んで、はっとしました。
確かに、やればやるほど、知識も経験も蓄えられていくので、ものごとの判断も正しい方向へそして見極める能力も磨かれていきますよね。
そして、外科医の場合は、3000例くらいが分岐点のようです。
ほかの分野はどうなのでしょうか。
例えば、僕が目指している弁理士だと、どのくらいの案件数をこなせば、大局観を身に付けられるのでしょうか。。。
加えて、その腕を維持し続けるために、常に経験し続ける必要があるそうです。
まずは資格を取れるように、ぼくも頑張ろうとおもいます
そして、僕は、自分がよいとおもったものを、まねるということをしてこなかったとおもいます。
でも、天野先生がおっしゃるように、目の前に自分よりも腕の立つ人がいたら、真似て、その技を自分のものにしていくことが、成長の近道だと理解しました。
ちっぽけな自分のプライドは、捨てて、良いものは真似る。
疑問を抱いたら、なぜと考えながら、分析する。
これからは、良いものは真似ようとおもいます。
加えて、頭を使うところと作業とを見極めることも重要であることを学びました。
自然と勝手に手が必要な動作をするというのは、本当にすごいと思います。
たしかに、一つ一つ行動するたびに考えていたら、スピードは落ちますよね。
ただし、予想外のことが生じた時やいつもと違う展開になって、即座に頭が働き始める、そんな思考回路?を身に付けたいです。
そして、異常を検知したら、俯瞰するような境地に至り、過去の事例をヒントにする。。。
極めるというのは、こういうことを言うのですかね。そのためには、日ごろからの準備や鍛錬が必要なのですね。
それから、再現性を意識すること。
同じ結果を出そうと思えば、確実に結果を出すように安定性を意識すること。
兎に角、これからの生活でも意識しようと思います。
そして、これからは、結果を出すことにこだわります。
人の3倍努力をすること、本質と知恵を意識します。
おわりに
軽い気持ちで手にした本でしたが、
こころにすーっと入ってくる言葉ばかりでした。