はじめに
最近、視聴したドラマで面白かったミステリ作品を共有できればと思います。
今回は映画は省いて、ドラマのみを紹介していければと思います。
どの作品もあっという間に見終えてしまうほど面白い作品ばかりなのでお勧めです。
ピュア!〜一日アイドル署長の事件簿〜
あらすじ
「なかなか売れなくて芽が出ない、それでいて腹黒い」という女性アイドル・黒薔薇純子を主人公に置き、純子が一日警察署長として赴いた先の警察署で発生した殺人事件に遭遇する。東堂と名乗り、純子の前に毎回現れる天敵の男性捜査一課刑事に邪険に扱われながらも黒薔薇純子が殺人事件に首を突っ込み、黒薔薇純子がオモテとウラの顔を使い分け、警察の捜査を翻弄しつつ、この刑事とのコンビでたったの「一日」で難事件を解決してしまうという痛快なミステリー推理ドラマである。(Wikipedia「https://ja.wikipedia.org/wiki/ピュア!_〜一日アイドル署長の事件簿〜」より抜粋)
お勧めポイント
濃いキャラクターたちが魅力的!
主人公は売れない腹黒アイドル「黒薔薇純子」。この時点で最高に面白そうなのです。しかも、この「黒薔薇純子」は浜辺美波さんが演じています。そのため、純情そうな見た目に反して性格が腹黒い雰囲気のギャップが非常にうまく演出されており、面白いです。あと、個人的にはキャッチフレーズのような自己紹介がツボでした(よくアイドルの方が行うような自己紹介のことです)。他にも「ゆるキャラ」を勝手にライバル視し、敗北感を抱くところも面白いです。加えて、別のアイドルを蹴落とすようなことをしていたりと、ギャップがいいです。
また、東堂刑事は、黒薔薇純子の推理を補助するワトソン役として活躍します。この東堂刑事は傲慢さとずる賢さを持っているのですが、なかなか抜けた性格であるため、黒薔薇純子に翻弄されている様が魅力的です。
そんな2人を主軸として、事件を解決していくのですが、この2人の凸凹コンビの漫才のようなやりとりも非常にコミカルで面白かったです。
3話構成であり、飽きることなく一気に見れる
このドラマは、たったの3話から構成されています。
そのため、本編は全部で170分ほどで視聴をし終えてしまいますので、隙間時間でささっと見れてしまいます。
1話のみ70分ほどあり、2、3話はそれぞれ50分ほどとなります。
ちなみに1話には、俳優の忍成修吾さんが出演しているのですが、この時点で犯人役では?と疑ってしまいました(笑)。
タリオ 復讐代行の2人
あらすじ
この世には、明らかな悪事を働きながら罰せられずのうのうと生きている人間たちが数多くいます。 ある者は巧みに法の網をかいくぐり、またある者は金や権力を使って事件をもみ消し…。 このドラマは、そういった泣き寝入りをせざるを得ない被害者からの依頼を受け、彼らの代わりに卑劣な悪人たちに復讐する事を裏稼業とする元弁護士・白沢真実(まみ)と詐欺師・黒岩賢介の物語です。 復讐を望む依頼人たちの願いに寄り添い、時に痛快に、時にほろ苦く、時に考えさせられる「復讐劇」を1話完結の全7話、オリジナルで描きます!(公式HP「https://www.nhk.jp/p/ts/78YR8PJXJ5/」より抜粋)
お勧めポイント
登場人物が魅力的
主人公の白沢真実(浜辺美波さん)が面白いです。特に、何かを考えるときに、奇妙なポーズをします。それがなんでも白沢家に伝わる技であるようなのですが、その白沢家に伝わる巻物のオチが面白いです。物語の終わり近くで明らかになるので要チェックです(笑)。
また、推理の相棒役である黒岩賢介(岡田将生さん)は表向き自称経営コンサルタントなのですが、実は単なる詐欺師です。この2人がコンビを組んで、推理していきます。最初は反発しているのですが、徐々に息があってくるのが面白いです。
あとは各回、癖のあるゲストが登場するのも見どころです。
アリバイ崩し承ります
あらすじ
鯉川商店街にある美谷時計店には、「アリバイ崩し承ります」という一風変わった張り紙がある。店主の美谷時乃が、成功報酬一回5000円で依頼者の話を聞いてアリバイを崩してくれるのだ。「何時何分にどこそこにいた」というアリバイには時計が深く関わっているので、アリバイ崩しを仕事として引き受けているのだという。以前は時計店の先代である時乃の祖父がアリバイ崩しをしていたが、祖父が亡くなってからは、時乃がその仕事を引き継いでいた。(Wikipedia「https://ja.wikipedia.org/wiki/アリバイ崩し承ります」より抜粋)
お勧めポイント
なんと言っても浜辺美波さんが可愛い!
全7話なのですが、初めから終わりまでどの場面でも浜辺美波さんが可愛いです。
もちろんどの作品でも浜辺美波さんは可愛いのですが、この作品では特に第2話の冒頭で歌(バレンタイン・キッス)を口ずさんでいるその姿がめちゃくちゃ可愛いのです!あとは、「時を戻すことができました。アリバイは、崩れました」という決め台詞の顔も可愛いです。とりあえず、最高です。
時計とアリバイ崩しの暗示が印象的
時計は、時間をはかったり、時刻を示すものですよね。
この時計をモチーフにして、すでに起こってしまった事件を振り返り、主人公である時乃が犯人のアリバイを崩していきます。事件が起きる(過去となってしまった事件の起こる)前へと時を戻すように犯人を推理していく、という点が「時計を巻き戻す」という「時計」のモチーフとマッチしておりよく考え抜かれているなと感心しました。
ハードナッツ!〜数学girlの恋する事件簿〜
あらすじ
コミュニケーション能力には乏しいが、天才的な数学の才能を持つ東都大学数学科の大学生・難波くるみが、テロや殺人などの様々な難事件を、数学を使って推理していくという痛快サスペンスミステリー。(Wikipedia「https://ja.wikipedia.org/wiki/ハードナッツ!」より抜粋)
お勧めポイント
魅力的な登場人物
主人公である難波くるみ(橋本愛さん)なのですが、この難波くるみが天才であるもののめちゃくちゃ天然な性格というか変わった性格の持ち主です。ワトソン役となる伴田竜彦(高良健吾さん)に懸想をするのですが、その妄想が面白いです。
例えば、1話でくるみは暗号を解読した代わりに、伴田にデートの約束をさせようと画策し、勝手にデートプランを想像していたりと天然といか変わった性格が面白いです。あとは、2話で気を引こうと話をするのですが、免許証を用いて話題を広げようとして空回りするさまが面白いです。
数学を使って事件を推理する
作中では、推理をする方法として数学を用いて、くるみが事件を推理していきます。
「ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル 」という海外のドラマがあるのですが、そのドラマと同じで、作中に必ず数学(数式)が絡んできます。
例えば、素数の話、ランダムとカオスの話、音楽と数学の話が登場したり、計量文献学の話が出てきたりと、用語レベルでも興味が湧いてくると思います。全8話なのですが、そのうち第1回と第2回は事件が続きます。また第7回と第8回も同様に事件が続きます。そのため、これらは時間をとって一気に見てしまうことをお勧めします。
くるみ割り人形の音楽
主人公のくるみを暗示させるかのように、作中では「くるみ割り人形」が挿入されます。
これが「くるみ」のモチーフとして用いられており、興味深かったです。
おわりに
あれ、今気がついたのですが、浜辺美波さんが出演なされている作品ばかり紹介していました(笑)。
もしかしたら、お気づきの方もいらっしゃるかもしれないですが、浜辺美波さんのファンなのです!
というのは冗談なのですが、実は脚本家の蒔田さんの作品が好きなので、どうしても偏ってしまいました。
とりあえず、紹介した作品は全て面白いので、ぜひ一度視聴していただければ幸いです。