迷走ブログ

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【新卒】新卒は(経済)新聞を積極的に読むべきか

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はじめに

よく「社会人1年目に行った方がよいこと」の一つとして「(経済)新聞を読むべき」ことがおすすめされています。

果たして、新卒の方が業界も専門も異なる情報について「新聞」を通して、積極的に情報を取り入れるべきなのでしょうか。

今回は、専門職で就職した僕の視点から、新卒の方が「新聞を読むべき」かどうかを考えていけたらと思います。

結論:新卒の方に、積極的に「新聞を読むべきだ」とは言えない

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基本的に「新聞を読む行為」は有意義ですから否定はしません。が、新卒の方にとっては優先順位を下げるべきことだと考えます。

よく新聞を読むべき理由の一つとして、「(商談・上司との)コミュニケーションのきっかけのため」と言われます。もちろん、そのような側面を持つツールとして機能を発揮する点は否定しないです。

ただし、あなたの専門が投資関連等の金融系ではなく、副業で投資をしているわけでもないし、英字新聞を通して英語に触れるためでもないのでしたら、「新聞を積極的に読むべきだ」とは言えません。一方で、上記に当てはまるのでしたら、この記事は無意味ですので無視して頂ければ幸いです。

理由1:自分の専門について情報収集するべきだから

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まず、新入社員であるあなたは、ご自身のいる分野、業界、専門について情報や知識を取り入れるべきです。そのため、新聞を読むという行為の優先順位はおのずと下げるしかないです。

日々、新しい発明、開発、研究がなされ、法律も改正されていくことはご理解なされている通りですが、自分と関係のない新聞の情報を取り入れても、一部の優秀な方でない限り普通は身につきません(アウトプットや処理しきれないです)。自社の製品やサービス、開発や研究の理解、同様に競合他社の理解、業務や製品に関連する法令等、インプットするべきことは際限なくありますよね。

また、ご自身の分野の情報を取り入れるために、新聞を読むことは意味を持ちますが、新聞に載る頃には「いや、そんなことは知っているから、もう〇〇している」という状況をなるべく作る(努力をする)べきです。

例えば、業界、技術や研究ならば、業界雑誌、論文は言わずもがな、特許に関する公開広報、競合他社HP等を追うべきですし、法案であれば法務省や経産省、特許庁等のそれぞれの管轄をググるくせを身につけるべきです。

 

「いやいや、セレンディピティのために、普段から幅広く世の中を知る必要があるんだ」というご意見はあると思います。もちろん、それは否定しないです。心意気も素晴らしいと思います。「時事を知ることが(社会人としての最低限の)教養として必要なんだ」というご意見もごもっともです。

しかしながら、優先順位を考えるべきです。

まずは新卒で入ったその業界、分野、専門の職についての情報(知識)を追うことで手一杯のはずです。なぜならば、新聞に載る幅広い情報以上に、専門分野に関する情報の方が実務・職務上重要(必要)となり、その分押さえるべき情報(データ)を深く理解しながら追う必要があるからです。

つまり、日々職務上、実務上押さえるべきことを、ある程度時間をかけてまずは知り、理解することが最優先事項ですよね。

 

「そんなことは当然できているよ」という方は素晴らしいです(もちろん、そのような新卒の方は当然何かしらの結果を残していらっしゃるのですよね?笑)。その場合は、ぜひ隣の専門分野も勉強して行きましょう(要は、ご自身の専門や業界を中心に関連する情報を仕入れていくことをおすすめします)。すると、おのずと実務に必要な情報(知識)を中心にして拾っていき、周辺へと情報・知識の幅が広がっていきます。そのようにすることで、実務に直結する勉強となるため、社内での評価につながります。そのため、モチベも維持できます。したがって、無味乾燥に「なんだか勉強している感じを出す」ために「新聞」を読むよりは、よっぽど良いと、個人的には思います。

 

また、よく「社会全体の動きを追うため」という理由が言及されますが、そもそも、新卒の方が社会全体の動きを『毎日』『逐一』把握しなければならないという状況は特殊だと思います。例えば、金融系でマーケットを全体的に把握する必要があるだとか、コンサルタント業として常にアンテナを張っている、副業で投資している等だと思います。

一方で、業務上等「社会全体の動きを『毎日』逐一追う必要がない」のでしたら、ある程度時系列的にまとまった形態の媒体(例えば、半期ごと)で十分であると考えます。その方が、俯瞰的にご自身の業界や専門との繋がりを確認する糸口になると思います。

 

まとめますと、まずは自分の職務に必要となる分野、業界、専門に関する知識や情報に絞って、積極的に情報を取り入れるべきです。その上で、余力があれば一般的な(経済)新聞を取り入れるべきだと思います。そうでないと、何が重要な情報で何が重要でない情報なのかという基準もなく、判断もできないまま読み流してしまうことになるからです(それが無駄だとは言いませんが、新卒が行うにはコスパが悪いと思います)。

理由2:コミュニケーションのきっかけが新聞から得た情報である必要性がないから

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スモールトークのきっかけはいくらでもあります。

僕自身は、普段様々な業界・背景のクライアントと話す中で「(経済)新聞から得た知識・情報に助けられた」という経験は全くないとは断言しませんが、ほとんどないです。

 

大前提として、スモールトークの内容が新聞の情報である必要性がないです。極端なことを申し上げると、相手の趣味や嗜好について聞いた方がよっぽど心的距離が近づきます。なぜならば、相手自身の好きなことを聞いているわけですから。相手からすると話しやすいでしょう。通常、問いかけ方を間違わなければ、嫌な思いを抱かせる可能性は低いはずです。もちろん、クライアントや上司の人間性や属性によっては「プライベートな話題を振りずらい(話したくない)」と言った場合もあるでしょう。その場合は、相手の業界、分野、専門、立場についての慣習等、生の声を引き出すような質問をこちらから問いかければ良いのです。

 

あくまでもクライアント(或いは上司)主体で考えるべきであり、こちらから時事的な知識を披露する(話題を振る)必要性はありません。大前提として、新卒が新聞に載る程度の知識でマウントを取る(取ろうとする)場面は、ほぼないであろうと考えます。逆に、マウントを取らなければならないような緊迫した場面があるのでしたらご自身の専門知識でこそ優位に立つべきです。そのため、新聞の知識を披露することで、こちら側が余計に考えて、疲労するだけとなる可能性がある以上(話題によっては「新卒が何言ってんだ」とマイナスの印象を与えることになるかもしれませんから)、避けるべきです。

 

「いやいや、それだと時事的なことを聞かれたとき、答えられないだろうが、お前は馬鹿なの?」と考える方もいらっしゃると思います。もちろん、そのようなリスクはありますが、少なくとも専門分野を追っていれば、クライアントに関する時事的な情報は新聞から得なくてもついていけます(方法は、上述理由1で言及した通りです)。

まとめますと、クライアント(或いは上司)自体を理解するための努力をするべきであって、なにもその理解するのためのきっかけを新聞という方法から得る必要がありません。

補足事項

僕は決して「新聞を読むな」だとか「無意味だ」とかそのようなことは言っておりません。(経済)新聞は意味のある「二次情報」媒体であると考えます。

ただし新卒の方にとっては、優先順位の問題であり、職務上やるべきことをしっかりとこなすための勉強等を行った上で時間をとるべきだ、とお伝えしているつもりです。

通常、新卒の場合、ご自分の業務に関する(専門的な)知識を習得すること(極めること)で手一杯のはずであり、なけなしのお金と時間を用いてまで「新聞を購読するべき」とは考え難いですが、お金も時間もあり、目的意識を持って購読するのであればよいと思います。

おわりに

この記事をお読み頂いた方にとって、何かしらの参考になりますことをお祈りしております。

お読み頂きまして、ありがとうございました。