はじめに
最近、読書に時間を使っていなかったこともあり、何か読みやすい本を探しました。
そんな時に、見つけたのが『これが物理学だ!』でした。
評価
よい
物理学を学んでいない人にも分かりやすいように、現象について解説しています。
そもそも、数式がほとんど出てこないので、物理学に興味を持っている数式アレルギーの人におすすめします。
感想
まず、ウォルター・ルーウィンという教授は、講義の準備段階でかなり綿密にリハーサルするそうです。
授業に際しては、空っぽの教室で少なくとも三回は練習し、最後のリハーサルは当日の午前五時に行う。[ルーウィン、2011:p.16]
す、すごい……
一体全体、研究はいつ取り組んでいるのでしょうか。
各トピックについての感想は、端的に述べると、わかりやすい!の一言に尽きます。
例えば、レイリー散乱については、数式を使わずに解説しており、すごいなぁと思いました。
因みに、レイリー散乱とは、「光の波長が短いほど空気分子が多くの光を散乱する」ということを教えてくれます。
ただ、どんな数式なのだろう?と思う人にとっては、少し物足りないのかなとも思いました。
その場合は、ググるしかないですね(笑)。
例えば、このサイトはわかりやすいです。
https://www.rikanenpyo.jp/FAQ/kisyo/faq_kisyo_005_sanko.html
他のトピックに関しても、気になるトピックはその都度、ネット等で深掘りする必要があります。
厳密性(数式であらわす)という観点では、物足りませんが、わかりやすさという観点では、最高に物理学が楽しいことが伝わってきます。
おわりに
読み物として、副読本として、初学者向けとして、おすすめの本ですね。