迷走ブログ

迷走している全ての人に役立つ情報を送るブログです

【おすすめの国家資格】初学者におすすめ!「知的財産管理技能検定」という国家資格について

はじめに

今回は、国家資格を持っていない人にも比較的におすすめの国家資格「知的財産管理技能検定」について紹介します。

 

ある日、僕は、自分のやりたいことにつながりそうな弁理士という資格を知りました。

現在は、その難関資格を取るために勉強しています。

 

その前段階として、基礎的な知識を付けようと思いました。

また、段階的に資格を取るとやる気も上がりますので(笑)。

僕は、法学の知識はないというところから勉強を始めました。

 

そんな中で、大学の資格コーナー的な場所で、「知的財産管理技能検定」に関するパンフを見ました。

そして、弁理士試験につながりそうだったので、この資格を受験しました。

僕は、3級から受験して、最近、「知的財産管理技能検定」の2級に合格しました。

晴れて、2級知的財産管理技能士という肩書を手に入れました(笑)。

 

 

そのような国家資格を持っていない僕でも、取れることができました。

この事実からわかることは、誰でも勉強すれば、比較的簡単に取ることのできる国家資格であることです。

 

そこで、国家資格を持っていない人にも比較的におすすめの国家資格として、「知的財産管理技能検定」について紹介します。

 

 

 

 

こんなひとにおすすめ

  • 将来、理系・文系どちらの知識も身に付けて活躍したい人
  • 将来、研究職に就きたい人
  • とりあえず国家資格保持者の肩書が欲しい学生・社会人
  • 弁理士志望の人

 

「知的財産管理技能検定」とは

端的に言うと、知財のマネジメント業務をこなすための知識を計る公的な技能検定です。その試験に合格することで、「知的財産管理技能士」という国家資格が与えられます。

 

それでは、具体的に知財とは、何を指しているのか。

それは、特許・実用新案、意匠、商標、条約、著作権、民法などのその他の知的財産に関する法律などです。

 

そのような知的財産に関する法律について、ある一定の知識を持ち合わせていることを示すための試験です。

 

また、この試験は、3級、2級、1級とレベル別に分かれています。

その中でも、例外的に、1級は、特許・ブランド(商標関連)・コンテンツ(著作権関連)と分野別の試験になっています。

 

上記の中でも、比較的に容易に取ることのできるのは、2・3級です。

そこで、今回は、その2・3級に絞って解説していきます。

 

試験の内容

2・3級は、学科と実務と試験の方法が2つあります。

この学科と実務というのは、要はそれぞれマーク式と記述式ということです。

 

先ほど、試験に合格することで、「知的財産管理技能士」という国家資格が与えられると伝えました。が、正確には、それぞれの級の学科と実務どちらも合格したら、「知的財産管理技能士」となります。例えば、3級の学科と実務どちらも合格したら、「3級知的財産管理技能士」というように。

 

話がそれましたので、戻ります。

 

試験の時間、問題数については、表にまとめました。

 以下を参照をしてください。

 

f:id:yktmmrmtoosa03:20190917115152j:plain

2・3級試験概要

2・3級どちらも半日で終わる試験ということもあり、比較的短時間の制限時間となっています。また、制限時間に対して、問題数も比較的に多いことから、難しい試験なのではないかと思う方もいると思います。

加えて、2・3級どちらも共通して言えることは、合格するためには、学科と実務それぞれで、ある一定の得点率を上回る必要があります。

  • 2級:満点の80%以上
  • 3級:満点の70%以上

 

難しいなと思うかもしれません。

 

しかし、安心してください。

 

法律初学者の僕個人的な感想としては、2・3級の試験問題のレベルは、そこまで難しいとは思いません。(2級はストレート合格していないくせにどの面して言っているんだ)

基本的な問題さえ落とさなければ、十分に合格できる可能性が高いです。

 

 

【理由】

  • 特許・実用新案、意匠、商標、条約、著作権、民法などのその他の知的財産に関する法律などの中から、基礎的な用語が問われる問題が多い(例えば、特許の存続期間とか)
  • 記述式と言っても、論述のように説明文形式ではなく、選択肢のある単語の穴埋めや特許料の計算などの比較的容易な形式です。そのため、実質的にマーク式と変わらない。

 

対策

【1点目】

基本的にマーク式のため、1~2冊演習を中心として繰り返すこと。

 

2・3級どちらも共通して言えることは、基本的に1冊テキストを買って、あとは過去問と苦手分野のために問題集を1冊ずつつぶすことで合格する可能性が高いことです。

 

つまり、知識量的には、そこまで多くありません。要は、国家資格の割には、コスパが良いということです。

 

法律初学者であっても、1ヵ月ほど集中して取り組めば、比較的容易に合格すると思います。実際、僕はそのような感じでした。

 

いやいや、弁理士試験の勉強と重なっているから、容易に取れたのでしょ?と思う方もいるかもしれません。

 

しかしながら、僕が受験した時は、どちらも他の試験勉強と重なっていたため、未だ弁理士試験の勉強に取り組み始めていませんでした。

 

【2点目】

苦手分野を作らないことです。

2・3級どちらも満点の70、80%以上を取る必要があります。

そのためには、苦手分野を作ってしまうとその分野を落としてしまうことになります。やはりリスクがあるので、苦手分野を丸ごと捨てるという対策は、おすすめはしません。

将来は、開発・研究職に就きたいから特許はモチベ上がるけど、商標や著作権興味ないなどと戯言を言って、真面目にやらないと僕のように2度受けることになります(笑)。

 

 

僕の体験記

以前に書いた記事がありますので、ご覧ください。

 

 

www.moyo-stray-sheep.work

 

 

www.moyo-stray-sheep.work

 

 

 

おすすめの書籍

とりあえず、「知的財産管理技能検定」には、興味を持ったが、知財とはなんだろ?

と思っている人におすすめの書籍を紹介します。

 

 稲穂健市氏の本をお勧めします。

【理由】

  • 身近な事例を取り上げているから、各法律について理解しやすい
  • 知的財産権について、抜け道があることを知ることができる
  • 特許の侵害だけでなく、商標についても模倣品・流用についての事例を知ることができる
  • 知識だけでなく実務的な部分を学ぶことができる

 

こうして知財は炎上する―ビジネスに役立つ13の基礎知識 (NHK出版新書 558)

こうして知財は炎上する―ビジネスに役立つ13の基礎知識 (NHK出版新書 558)

 

 

 

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

楽しく学べる「知財」入門 (講談社現代新書)

 

 

上記の本を読んでみて、興味を持ったら、「知的財産管理技能検定」を受験してみるというのもよいと思います。

 

 

おわりに

今回は、比較的に誰でも容易に取ることのできる国家資格として、「知的財産管理技能検定」を紹介しました。

 

参考にしていただければと思います。