はじめに
英検1級取得を目指して勉強する中で、語彙力を効率よく学習できる単語帳を発見しました。
それが、『英語を英語で理解する 英英英単語』シリーズでした。
表題の通りですが、この英単語帳は、英英辞典+日本語の訳語も掲載されており、目茶苦茶おすすめです。
今回は、英検準一級レベルから英検1級合格を目指す人に向けて、僕が使用した感想を共有したいです。
ぜひ単語帳選びの参考して頂ければと思います。
『英英英単語』上級編と超上級編の違いについて
上級編と超上級編の違いは、僕個人的な使用した感想としては、かなりレベル差があるかなと感じました。
まず、上級編は、市販の英検準一級の単語帳を1冊つぶしている人にとっては、おそらく既知の単語が3~4割くらいだと思います。
例えば、「outweigh:上回る」という単語が上級編に掲載されているのですが、おそらく英検準一級に合格している方にとっては、既知の単語かと思います。
一方で、類義語の「eclips:上回る」が上級編に掲載されているのですが、これは『パス単』の場合「英検1級」のp48に掲載されています。少なくとも、僕が使用していた『パス単(重版 2015年)』の「準一級」には掲載されていないのですよね(もしかしたら、過去に英検準1級で出題されたことがあるかもしれませんが・・・)。
つまり、バランスよく準1級から1級の単語を網羅しているかと思います。
したがって、英検準一級は合格して、意気揚々と一級の英単語帳に取り組んだけど、既知の単語がなさすぎて自信を無くしかけた人におすすめです(笑)
次に、超上級編については、かなりハイレベルな単語ばかりだなという印象が強いです。正直、普段論文や英字新聞等を含めて、一般書籍など幅広く読んでいないと、どこでこの単語に出会うの?という単語が普通にあります。
上記の表現で、おそらく、僕の学習レベルが低いことが明らかで、「こいつそれでも英検1級合格めざしているか(笑)」と、思われる方もいるかもしれませんが、温かい目で見守って頂けると助かります・・・
閑話休題
僕の場合例えば、「prodigy:神童」は、既知単語でしたが、同じページ内に掲載されている「arid:<土地など>乾燥した」という英単語は知りませんでした。
何をお伝えしたいかというと、『パス単』の「一級」でも載っていないので、おそらく過去問に触れる中で覚える単語ということがなんとなく頭に残るわけですよね。
ですから、超上級編を使用する前にとりあえず、『パス単』等の一級の単語帳をしようした後に使用すると、結構有効かなと思います(個人的な感想です)。
ポイント1:語義が英語で書かれている英英辞典のようである
英単語が掲載されており、その下側に英語の語義説明が英語で説明されています。
つまり、英英辞典のようになっているということです。
もちろん、日本語訳も隣に赤文字で掲載されているので、無理なく理解できるように工夫されています。
これは、ほんとに理想的だなと思いました。
日本語訳のみしか掲載されていない単語帳を使用していたら、おそらくどこかの段階で別の機会に英英辞典を確認する時がでてくると思うのですが、それが初見の英単語学習段階で、英語を英語で接する機会を強制的に増やすことができます。
やはり、日本語訳だけで英単語を覚えようとするのと英英辞典のように英語のニュアンスで理解して覚えようとするのとでは、覚える速度が違うなと実体験しました。
正直、『パス単』は網羅的でよいのですが、類義語の数も少ない上に、なぜその語義だけを掲載させているの?という単語もあります。
また、日本語訳も掲載されているので、仮に英英部分が理解できなくても、日本語訳を確認すれば、ストレスなく学習が可能です。
ポイント2:音声ダウンロード付き
音声をダウンロード可能なため、いつどもどこでもリスニングできます。
そのためには、下記のスマホアプリ「オーディオブック」をダウンロードすることで、別途面倒なファイルをダウンロードして、ファイルを解凍して、iTunesに取り込むという流れを省くことができます。
もちろん、オーディオブックを使用するためには、最初登録をする必要はありますが、それ以外は特に問題なく利用できています。
一方で、下記のサイトから別途サイトへランディングして、直接ファイルをダウンロードすることも可能なようです。
https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b383591.html
https://bookclub.japantimes.co.jp/book/b383594.html
おわりに
英英辞典のように、英単語を効率よく暗記したい方にとって最高の単語帳であると思います。
ぜひチェックしてみてください。